2016/03/22

悲しみを乗り越えるとは?

 

この記事を書いている人 - WRITER -
1989年生まれ。大阪育ち。大阪在住。大阪市立大学経済学部卒業。 小学校1年のときに、父親の自死、18歳の頃にパニック障害、突発性難聴を発症。23歳の頃には対人恐怖症、うつ病、自殺未遂を経験。以降「命とは何か?人生とは何か?」を考えるようになり、その答えを探すべく、スピリチュアルヒーリング、NLP、EFT、その他心理学、哲学を学び始める。2014年9月「悲しみから立ち直ることは必ずできる」というコンセプトのもと、自死遺族専門カウンセリングルームBESTLIFEを立ち上げ、述べ500名の方の心のケアを行ってきた。 優しい語り口と、豊富な知識から癒やしをわかりやすく体系化した独自のカウンセリングメソッドに定評がある。

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こんにちは。
自死遺族専門カウンセラーの向井はじめです。

グリーフケアというものを扱ってきましたが、グリーフケアに関して少し違和感を感じることがあります。

「悲しみ」は亡くさなければいけないのか?
という視点です。

僕は、「悲しみ」は亡くす必要はないと思っています。
なぜなら、すでにある感情だからです。

グリーフケアのアプローチは、どうもこの悲しみを亡くすことを悲しみを乗り越えると考える人が多いように思います。

今日は、悲しみを乗り越えるというテーマでお話しします。

悲しみとは何か?

悲しみとは何かというと、何かを失ったとき、あるいは失うかもしれないと感じたときに感じる情動のことです。

愛の対象を亡くすことといってもいいかもしれません。

家族が亡くなったとき、別れて会えなくなるときに人は悲しみを感じます。

もちろん、人の別れだけではなく、物の別れに対しても感じます。
大切なぬいぐるみを亡くしたとか、時計を亡くしたとか、そういった物でも悲しみを感じることがあるのです。

悲しみを感じるとき、失望感や、挫折感、胸が締め付けられるような肌感覚と、涙がでる、表情が強張るなどの身体的な反応があることがあります。

悲しみをなぜ感じるのかというと、仲間の援助を得るためです。
人は集団で行動し、共同で生活しているからこそ、援助が必要なときに、悲しみを感じるのです。

ただ、これを意識で否定すると、課題が複雑化していきます。

グリーフとは何か?
グリーフとはもしかしたら聞きなれない言葉なのかもしれません。まだまだ日本では、このグリーフに関する考え方が広まっていないからです。

グリーフとは、「深い悲しみ」、「悲嘆」を意味します。

人は、大きな喪失を経験したときに、アイデンティティが失われ、自分に価値を感じれなくなってしまうことがあります。

これは、心が強い、弱いということは関係ありません。
誰にでも起こりうることなのです。

グリーフの症状

身内が自死するというのは、突然のことで、予想もできないことだと思います。

今、この記事をお読みのあなたはこんな症状がありますか?
あるいは、あなたの周りにはこのような症状をお持ちの方はいますか?

・たくさんの人と一緒にいても孤独を感じて寂しくなることがある
・あふれだすような衝動を抑えることができない
・呼吸が落ち着かない
・胸が締めつけられる感覚がある
・物忘れが激しい
・わけもなく泣き出してしまうことがある
・懐かしい場所に行ったり、音楽を聴くと、亡くなった人を思い出し、悲しくなる
・記念日などに大切な人を思い出し、悲しい気持ちになる
・体が疲れやすい
・亡くなった人の写真を見ると、心が揺さぶられる
・人生がむなしく感じ、意味がないものに思える
・詩を防げなかった自分に罪悪感を感じる
・忙しく予定を立てて悲しみを紛らわせるようにする

これを見てわかるように、グリーフの症状は人それぞれ違います。
そして、重要なことは、これらの症状があるからと言って、必ずケアする必要はないということです。

なぜなら、本人がこれらの症状を必要なものだと思い、ご自身でコントロールできているのであれば、問題は全くないからです。

ただ、そこから抜け出したい、脱却したいと思うのなら、適切にケアする必要はあります。

グリーフケアカウンセリングとは

悲しみを乗り越えるとは?

悲しみを乗り越えるとは「心身の全体的健康の回復であり、それを通じて生き方が変わり、成長することである」と僕は考えています。

悲しみを消すことでは決してありません。

人は二回死ぬと言われています。

一回目は、肉体から意識が離れてもう戻ってこないとき、
そしてもう一回は誰かの記憶から消え失せたときです。

グリーフを適切にケアするとは、死者との関係を再構築し、意識を成長させていくことなのです。

 

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1989年生まれ。大阪育ち。大阪在住。大阪市立大学経済学部卒業。 小学校1年のときに、父親の自死、18歳の頃にパニック障害、突発性難聴を発症。23歳の頃には対人恐怖症、うつ病、自殺未遂を経験。以降「命とは何か?人生とは何か?」を考えるようになり、その答えを探すべく、スピリチュアルヒーリング、NLP、EFT、その他心理学、哲学を学び始める。2014年9月「悲しみから立ち直ることは必ずできる」というコンセプトのもと、自死遺族専門カウンセリングルームBESTLIFEを立ち上げ、述べ500名の方の心のケアを行ってきた。 優しい語り口と、豊富な知識から癒やしをわかりやすく体系化した独自のカウンセリングメソッドに定評がある。
 

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